みなさん、こんにちは。
最近は異常気象ですね。集中豪雨が多いです。
先日は、藤枝~焼津間で集中豪雨のため電車が止まってしまいました。
また、少し前のことになりますが、金沢市や神戸市で、
水害が起こり、神戸では子供達の命が奪われてしまいました。
金沢の水害については、あるおばあさんのお話が大変印象的でした。
それは、
「昭和20年代にも集中豪雨に見舞われたことがあったが、
そのときには、ゆっくりと水嵩が増し、水害には至らなかった。
今回は急激に増水し、しかも水が酷くにごっていた」
というものでした。
軽々しい比較は謹むべきではあると思いますが、
それでも、このお話から、山の保水力が落ちているように
感じられてなりません。
同様のお話を気田川漁協の皆さんや釣り人、
山村部にお住まいの方々から伺ったことがあるからです。
ひとえに、間伐等の森林の整備が遅れれば、
山に降った雨が土壌に吸収されること無く、
そのまま川に流れ込むため、
にごった水が一気に増水するのです。
森林整備の遅れは、
緑のダムでもある山の保水能力を低下させ、
水害を惹き起こしやすくさせるとともに
旱魃の際には、水不足を招きます。
(最近では、山村部に住む方の山の水を引いてくる
自家製水道の水が枯渇しつつあるそうです。)
間伐を促進し、森林整備を進めるためには、
国有林の間伐推進と併せて
民有林については、林業の再生を図ることが
必要であると考えています。
山林・森林の問題は、決して山間部の人たちだけの問題ではありません。
都市に住む人間にとっても、密接に関わりのある問題であると思います。