先日、立憲民主党の支持者の方に「小山が立憲民主党に行っていれば、東海比例ブロックにおいて、立憲は自民に比例議席を一議席あげなくて済んだのに!」と言われてしまいました。立憲民主党さんは2017年の総選挙で東海ブロックでは比例名簿が溢れてしまい、一議席を自民党に譲ることになりました。野党の貴重な一議席が自民党に行ってしまったのです。あまり頓着なかったのですが、自民党の議席を増やしたと言われると、ちょっと申し訳ない気もします。
確かに、2017年総選挙の際に、立憲民主党さんの結党にあたり、枝野代表はじめ、お誘いがありました。声をかけていただいたことには大変ありがたく思っています。当時は、私は政策的にはあまり違和感ないのですが、応援いただいている皆様にご理解をいただく時間がなかったこと、これ以上政党に振り回されたくないという理由だけで民進党を離党せず、民進党推薦を県連からいただき、無所属で出馬しました。以前、ハフポストのインタビューでも答えましたが、民進党を離党して、立憲民主党さんに入党し、重複立候補していれば、当選していたでしょう。ちなみに、希望の方々が復党なさいましたが、東海比例ブロックで私よりも惜敗率が低い現職議員が、なんと3人もいらっしゃいます。ですから、私にとっては、少なくとも、次の選挙まで「新党」はありえません。また、国民民主党は、民進党の貴重な資産を受け継いでいるうえ、民進党員は離党届も入党届も出していないので、新党という表現はやはり適切ではないと思います。党名変更です。
ところで、その立憲さんから自民党さんに譲られた一議席を田畑毅さんが獲得し、その田畑さんが、先日、衆議院議員を辞職し、吉川たけるさんが、議席を獲ることとなりました。なんとも、不思議な因果を感じずにはいられません。
自民党の議員さんとも、議員連盟などで、与野党の枠を超えた問題の解決や、議員立法にともに取り組んだり致します。2017年以降に、ある席で、自民党の議員さんや公明党の議員さんから「小山さん、早く、戻ってきてくださいね」と、皆さまの前で、お声をかけていただいたことがありました。与野党の違いがあっても、議員として仕事を頑張ってもらいたい、活躍をお祈りするという意味において、エール交換のようなお言葉をいただくことはあります。
吉川さんとはお会いしたこともないのですが、上記のような意味において、せっかく得た議席ですから、頑張っていただきたいと思います。