皆さん、こんにちは。
ここ2~3日の間には、小沢代表の辞意表明があり、
民主党をご支援いただいている皆様には、
色々とご心配をおかけし、
誠に申し訳なく思っております。
小沢代表の「政策を実現したい」という思いについては、
痛いほど良く分かりますし、
民主党の力の足りないところに関する認識についても、
新人総支部長として、力不足を恥じているところでもあります。
しかしながら、自民党との連立については、
先の参議院選挙をはじめとして支援していただいた皆様
民主党が政権交代を謳ったからこそ投票してくださった皆様
の意向や期待に反するものになってしまいますし、
少なくとも、支援していただいた皆様、党員・党友との
議論が必要なことであると思っております。
また、連立という方法は、
私は成功しないと考えております。
民主党の政策や法案は、10のうち1や2は通っても、
他の多くが骨抜きにされてしまう可能性がありますし、
政党戦略の点から考えてみても、
成立した法案は、首班を出している政党=自民党の功績になる
可能性が極めて高いと思います。
かつて、さきがけと自由党という、
それなりの政策を持った、個性ある政党が在りました。
両政党とも、「政策を実現することが国民の利益になる」
「政策を実現することで存在意義を示せる」
「むしろ自民党を利用する」
と意気込んで、
自民党と連立を組みました。
その結果は、先に書きましたように、
殆どの法案は骨抜きにされ、その功績は自民党に帰したので
あります(少なくともそのような国民の評価となりました)
さきがけと自由党の失敗を繰り返してはならないと思います。
政党政治の成熟化という観点からすれば、
自民党に代わる責任政党・責任勢力をつくり、
常に政権交代が起こる状況を作ることで、
少しでも風通しのよい政治、癒着の少ない政治を実現することが
必要であると考えています。
それは、たった1回の衆議院選挙の結果だけで
終わってしまう営みではありません。
どんな困難があっても、粘り強く実現していくべき政治状況だと
思っております。
また、小泉内閣以降の市場原理主義の流れを変え、
格差是正に取り組むとともに、
財政や行政の存在意義について考え直すためには、
政権交代を行うしか方法はないと
考えております。
こういったことから、私は、
たとえどんな困難があろうとも、
民主党単独での政権を実現すべく、
努力していくべきであると
考えております。