衆議院議員 小山のぶひろの活動日記ブログ

このブログは、衆議院議員・立憲民主党静岡県第3区総支部長 小山展弘(こやま のぶひろ)の活動日記です。 ※立憲民主党静岡県第3区総支部の活動範囲は、磐田市、掛川市、袋井市、菊川市、森町、御前崎市の旧浜岡町地区、浜松市の旧春野町地区です。

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政権選択の選挙

みなさん、こんにちは。
これまで、あまりブログを更新することがなく、大変失礼いたしました。
いよいよ、明日は、衆議院選挙の公示日となりました。公職選挙法の関係上、しばらくブログは更新できません。

今回の選挙は、政権選択の選挙といわれております。私達は、政権交代が起こらなければ、日本の抱えている様々な問題を解決することは困難であると考えています。これは、民主党が政権を獲得したいからとか、権力の座につきたいからとか、そういうことではありません。政権が変わることで、大臣・副大臣・政務次官をはじめ、人が入れ替わる、そのことによって、しがらみを断っていくことが必要なのです。

官僚の天下りやわたりの問題、テレビやその他の報道等で、皆様も十分にご存知のことと思います。年金の紙台帳を破棄することにハンコを押した社会保険庁長官は、6回も天下りを行い、退職金だけでも数億円の収入を得ました。自民党の皆さんだって「問題である」「変えなければならない」と分かっているのです。福田赳夫総理大臣が、昭和52年に「わたり」行為の全面的禁止を閣議決定したいと新聞記者に語ったことが、ある新聞の一面記事に掲載されたことがあります。ずっと以前から、官僚の甘え、無駄遣いに問題があることは分かっていたのです。でも、今日に至るまで、この問題を解決できなかったのは、まさに、与党の政治家の皆さんと官僚との間に馴れ合いがあったからではないでしょうか。今までの与党の政治家は、国民の代表としてしっかりと行政機構・官僚機構のチェックをしなかった、そして、官僚の側も政治家の陳情や要望を法律の範囲内で対応してきた、こういう馴れ合いがあったのです。

このような馴れ合い、しがらみにとらわれていては、変えていくことはできません。渡辺喜美さんも、行政改革担当大臣として活躍しながら、とうとう自民党に失望し、自民党を離党してしまいました。日本の改革の第一歩は、この官僚と政治家の間の馴れ合い・しがらみを断ち、国会と行政の関係、官僚と政治家の関係を緊張感のあるものにし、徹底した情報公開を行うことにより、中央官僚の甘えや無駄遣いを正すことです。大変な経営努力をしている民間の感覚を持ち込まなければならないと考えております。しがらみを断つためには、人の入れ替え、政権交代が必要なのです。私達は、少なくとも、官僚機構・行政機構の無駄遣いについて、9.1兆円程度の無駄を省くことができるとみております。

官僚の無駄遣いを改めたうえで、私達の生活に関する分野には、しっかりと必要な支出を行っていかなければなりません。政治や行政は何のためにあるのか?それは、激しい競争の中で、どうしても生まれてしまう格差、これを是正調整し、我々が助け合って生きていくために、より幸せになっていくために存在しているのです。政や政治は、市場競争の必要悪として存在しているのではありません。

ところが、これまでの数年間の自民党政治は、むしろ格差の傷口を広げるような政策ばかり行ってまいりました。後期高齢者医療制度、障害者自立支援法などはその典型です。また、多くの日本人・サラリーマンに対しては、実質的な増税を行いながら、ごく一握りの資産や所得の極めて多い人たちが多大な恩恵を被る減税政策も行ってきました。社会保障に対しては、年々、需要が高まっているにも関わらず、毎年社会保障費を2200億円削減したため、福祉の現場は大変混乱しました。袋井と掛川では、医師不足が顕在化し、とうとう病院を統合せざるを得なくなってしまったのです。教育費も他の先進国と比較して、極めて低い水準に抑えられております。まだまだ十分に無駄を省くことができるのに、我々の生活に関する分野、政治や行政の存在意義に関する分野は支出を削減し、多くの日本人にはさらなる負担をお願いする、格差の傷口を広げるようなことを行ってきたのです。「個人主義・弱肉強食・自分さえよければよい」という考え方が横行し、日本人の70%の人たちが将来に対して不安を抱く、「大不安社会になる一方で、ごく一握りの人たちだけが、将来に対して不安を感じずに生きていける社会になりつつあるのです。

今こそ、政治や行政の存在意義、原点に立ち戻り、教育、子育て、医療、福祉、食料安全保障(農業)等、私達の生活に必要な分野については、しっかりと支出を行っていく、その一方でしっかりを無駄を省く、メリハリのある財政が求められております。そして、私達の将来に対する不安を取り除き、安心して暮らせる社会、助け合いの共生社会を目指していかなければなりません。

民主党で大丈夫なのか、と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、思い起こしてみてください。吉田茂、佐藤栄作、池田隼人、中曽根康弘、福田赳夫、これらの政治家は、皆、戦前の政治家が公職追放となったため、その間隙を縫って、新しく戦後になって登場した政治家たちなのです。このような大先輩方をたとえにすること自体おこがましいかもしれませんが、人が変わるということは、新たな発展や創造が生まれることもあるのです。そして、今、必要なことは改革と口にとなえることではなく、「変える勇気」をもって、改革を実行する実践力であります。それは、しがらみの少ない、新しい勢力によってしかできないことです。

ところで、みなさん、政治家は信用できないという人が非常に多くなってしまいました。これは、選挙のこと、目先のこと、自分自身が政治家であることばかり考える政治家が多くなってしまったからだと思います。政治は信頼を失ってしまっているのです。こういう時代だからこそ、今の政治家には、まじめさ、誠実さ、正直さが求められていると思います。

人が変われば、まじめに、誠実に、正直に物事に取り組めば、必ず、政治は変えていくことができます。政治を諦めないでください。政治に希望を持ってください。私達に、ぜひ、この日本の課題を解決する機会、挑戦する機会を与えてください。どうぞよろしくお願い致します。
  

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NEOぱんぷきん8月号に寄稿文が掲載されました

みなさん、こんにちは。

なかなか、最近、ブログを更新することができず、
誠に申し訳ありませんでした。

情報誌「NEOぱんぷきん」8月号に、再び寄稿文が掲載されました。
今回の表題は「自由都市共和制の町見付―先人たちの気概」です。
磐田市見付地区で、戦国時代に、「自由都市共和政(都市自治)」が行われたことについて
寄稿いたしました。

見付は、1541年から約十年間、「自由都市共和制」の町でした。当時、同様に自由都市共和制だった町は、有名な堺(和泉)、平野(摂津)、桑名(伊勢)など数えるほどしかありませんでした。
 
 戦国時代、見付の町人百姓は、百貫文の年貢に五十貫文多く納めることを条件に、義元の代官を拒否する訴訟を起こしました。家督相続に関する反乱を鎮圧した直後で、政治的基盤の弱かった義元は、見付に対して強い支配を行うことができず、この訴えを認め、ここに自由都市共和政が始まります。

 しかしながら、次第に力をつけてきた義元は、「楽市楽座」よりも過激な「自由都市共和制」政策を改め、ついに見付に代官を派遣して直接支配を開始し、見付の「自由都市共和制」はわずか十年程度で終わりました。しかしながら、短い期間はあったものの、戦国大名今川義元に抗し、「自由都市共和制」を獲得した当時の見付の先人達に、自分達の町を自分達で治めようとする強烈な気概、郷土への思いを感じます。

現代、政治的にも経済的にも文化的にも東京一極集中が進み、地方の特色が薄れていくとともに、都市と地方の格差が広がっている。ゆえに、今こそ自分たちの町のことを自分たちで決めていく気概が地方には求められています。これからの地方分権の時代、この見付の先人たちの自主独立の気概に我々は見習うべきものがあるように思います。


  

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プロフィール
小山展弘
小山展弘

<主要経歴>


1975年12月26日 掛川市(旧大須賀町)生まれ,
磐田育ち(43歳)



大須賀町立横須賀幼稚園卒園,

磐田市立磐田西小学校卒業,

磐田市立磐田第一中学校卒業,

静岡県立磐田南高等学校卒業,

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業,

早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了,

農林中央金庫勤務,

日本公共政策学会入会

平成19年6月より民主党静岡県第3区総支部長,

一般社団法人 磐田青年会議所会員


平成21年8月より平成24年11月まで衆議院議員


平成26年12月より衆議院議員(2期)
平成29年10月第48回衆院選にて惜敗


<社会ビジョン,取組テーマ>


「協同・連帯」「共生・安心」社会の実現
・生きていくうえでの不安や、リスクを社会で分かち合う、「安心」して暮らせる社会の実現
・安心社会を築くために、自立心を持った個人の助け合いによる協同、個人と組織、組織と組織の助け合いによる連帯、セーフティネットを維持構築する社会の実現。
・自分とは異なる立場の人とも共存できる、共生社会の実現、
・どんな地域・立場であろうとも、日本に住んでいてよかった、と感じられるような格差の是正、ナショナルミニマムの維持・構築
・公正・公平な政治の実現(選挙の有無にかかわらず、必要性を以って予算・事業を判断する、当たり前のことを当たり前に行う政治)
・「額に汗して働く勤労者が報われる、公正で安心を保障できる社会」の実現,

・安心して子育てのできる社会構築、地方分権の推進,農林水産業の振興等。



<プライベート>


特技;水泳,弓道(弐段),

資格;銀行業務検定(財務,法務,税務),コンプライアンスオフィサー等。



<尊敬する人物>


徳川家康,二宮尊徳、石橋湛山,石田博英

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