みなさん、こんにちは。今年の春は寒いですね。
3月23日、農林水産委員会にて種子法廃止法案について質問いたしました。質問については3月24日の日本農業新聞1面で取り上げていただきました。WEB版は以下の日本農業新聞のHPをご覧ください。
https://www.agrinews.co.jp/p40448.html
国民の主食である稲、麦、大豆の優良な種子の生産および普及を進める「主要農作物種子法」によって、品質の高い主要農作物の種子が研究され、種子の原種・原原種が保存され、安定的に種子生産が確保されてきました。そして、農家もコストたる種子の価格を心配することなく、安定的な価格で種子を購入し、生産活動を行ってきました。食糧の安定生産・安定供給の基礎となってきたといえ、現代でも、その意義は失われてはおりません。
政府は、主要農作物種子法が、地方公共団体中心のシステムであり、民間の品種開発意欲を阻害していることから、これを廃止する必要があると主張しております。しかしながら、主要農作物種子法による「奨励品種」の制度においても、民間出資100%の事業体である全農の種子「はるみ」や他の1品種も奨励品種に指定されており、主要農作物種子法のために奨励品種から除外されたという事例は存在せず、立法事実たりえません。また、都道府県における基礎研究や原種管理の体制が縮小される懸念が指摘されておりますが、その点についても政府の対応は不十分です。今後、かりにF1の主食の種子の生産比率が向上していくこと、長期的には外資による種子が日本国内を席巻することも考えられます。我が国の食料自給率が近年ますます低迷する中、食糧安全保障の観点からも、この主要農作物種子法の果たす役割は、以前よりさらに重要度を増しているのではないかと思います。
4月の統一地方選にむけ、地方議員の皆様も活動が活発化しています。3月に入ってから、芥川栄人市議、榛葉正樹市議、加藤久幸さん、の民進党の党籍を持ったお三方の事務所開きや街頭演説を行いました。私にもっと力があれば、もっと皆様にご恩返しできるのにと、忸怩たる思いに駆られることもしばしばです。
3月25日、弓道の大先輩で、JAM加盟の労働組合の役員としてもお世話になった村田洋人さんの結婚式に出席しました。矢のおはしでファーストバイトとは、さすがですね。お幸せに!