衆議院議員 小山のぶひろの活動日記ブログ

このブログは、衆議院議員・立憲民主党静岡県第3区総支部長 小山展弘(こやま のぶひろ)の活動日記です。 ※立憲民主党静岡県第3区総支部の活動範囲は、磐田市、掛川市、袋井市、菊川市、森町、御前崎市の旧浜岡町地区、浜松市の旧春野町地区です。

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敬老会に行ってまいりました

敬老会が各地で開催され、富士見町をはじめ。ご挨拶に伺い、人生の先輩方にお祝い申し上げました。また、秋祭りや労働組合の定期大会等も開かれ、ご挨拶に伺い、慌ただしい一日でした。  

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民主党代表選について 2-どのようなことを争点とすべきか

今日は細切れの時間を使って、ブログを書いています。
ブログの調子が非常に悪く、14時ころ、書いた記事が消えてしまったので、順番が変になってしまいましたが、思い出しながら、消えてしまった記事について書こうと思っています。この記事については、後ほど、思い出して補記するかもしれません。

山口二郎教授が書いておりますとおり、「野田首相をはじめとする新保守主義者が転換した路線について、徹底的に総括し、政権運営の失敗を踏まえて、国民に何を訴えるべきか考えるためには、代表選挙を最大限活用すべきである。」というのは、その通りだと思います。

この一年間、新保守主義、新自由主義、市場原理主義に、民主党の政策や理念がぶれて行ってしまったのではないでしょうか。経済団体、財務省、アメリカ資本の方ばかりに耳を傾けてきたところはないでしょうか。政権交代の際の理念や理想とあまりにも異なる方向に、実質的な党内合意、実質的な党内議論もないまま、進んで行ってしまったから、党内が揉めてきたのだと思います。

民主党の理念の軸足ももう一度、政権交代の原点に戻すべきか、野田さんの軸足を変えないえいくのか、こういうことが代表選最大の争点とすべきで、代表選を通じて、民主党とはどのような社会を目指す政党なのかを議論することが大事だと思います。そういった党の方向性を議論し、そして、選択することが今度の代表選挙の意義だと思います。今までは、分裂を恐れるあまり、こういうことがしっかりと議論されてきませんでした。選挙の顔になるとか、年齢とか、そういうことを争点とすべきではないと思います(ちなみに私は、政権交代の際の理念、原点に戻るべきという立場であり、新自由主義・市場原理主義に対しては修正をすべきという立場です)。

そして、選挙の結果、方向性が定まったら、構成員はそれに従うべきです。ただし、勝った側は、負けた側の意見をできる限り吸い上げようと、合意を尽くすように努力すべきです。同じ党の仲間である、という意識を持つことが必要ですし、そのような意思決定過程を構築する意思があるかどうか、党内合意・党内融和を目指そうとする姿勢を持っているかどうかも、今回の代表選の判断材料の一つになると思っています。  

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民主党代表選について-4 私の考え

民主党代表選について私の考えを述べたいと思います。

私は、民主党代表選については、次のような要件を備えた人が代表にふさわしいと考えています。

1、政権交代の理念、原点に民主党の軸足を戻すことができる人。新自由主義や市場原理主義の立場には立たず、政治や行政は格差是正や市場競争の結果生まれるひずみ、諸問題を解決すべき、適切に市場に関与すべきという立場に立つ人。

2、党内の意思決定過程のプロセスを改善すること、意見集約の仕組みを整えることを公約する人。また、仕組みを整えたうえで、そのような党内融和の姿勢を持っている人。理念は、代表選に勝利した側が軸足を定めていくことはすべきであると思いますが、その一方で、自分と異なる立場の人の考えも認め、同じ党内にとどまる以上、同じ党の仲間としての思いを持つことが必要だと思います。代表選に勝利した側は、代表選に勝利すればこそ、負けた側の意見をいかに吸い上げることができるかが、吸い上ようとする姿勢を持てるかが、重要です。

3、一部の強い支持がなくても、全党的に最低限の信頼のある人。議員個人の信念に従って造反等を行うということは、特に政権公約に掲げられていない内容については、私はやむを得ないと思いますが、党代表としては、どんなに素晴らしい人であっても全党的な信頼を得ることは困難であると思います。

4、安定感のある政治を実現し、東北地方の復興や災害対策の推進、原発事故の収束に取り組む人。

5、1~3を実現するために必要な経験を有している人。

私は、これらの4つの私が考える要件を備えた人は鹿野道彦議員しかいないと考えております。火曜日に行われた鹿野グループの定例会で、また、先週に行われた数人の鹿野議員との会合で、私は、単独で鹿野議員に出馬要請いたしました。

鹿野議員は、均衡ある国土の発展を目指した古き善き保守と、ヨーロッパ型の社会民主主義の考え方をまとめ上げたような理念を持たれている方です。また、党内運営についても、これまで党内融和にもっとも尽くされてきました。一部のグループ内の議員には、年齢的に選挙の顔にならないから、ということで、鹿野議員に補佐的な役割を求める人もおりますが、私は、鹿野議員の掲げる理想や理念、そして党内運営方法を実現しようとするならば、実現しようと思えばこそ、党代表選挙に出馬し、党代表に就任するしかないと思っています。

1期生議員の中には、とにかく選挙の顔になる人に変えたい、という代表選を望む人と、政権交代の原点、政権交代の理念に民主党を一日でもいいから戻したいという考えから代表選を望む人がいます。私はもちろん後者に属しますが、意外に後者の政権交代の理念に純粋な一期生議員は多いと思っています。離党していった人たちの中にも、選挙のためとか、政局のためではなくて、むしろ政権交代の理念に純粋だからこそ離党した人もいると私は確信しています。だからこそ私は、今回の代表選は、年齢であるとか、選挙の顔になりそうとか、そういうことで選ぶべきではないと考えているのです。年齢など関係ありません。上記の理念を明確にすることが大事です。そして、もし、私や私と同じように考える人たちによって、政権交代の原点、新自由主義路線ではない、助け合いの社会の路線に立ち戻ることができるならば、それは、自助を明確に打ち出している自民党さん(特に小泉・竹中系統の人たち)、明確な新自由主義路線のみんなの党さん、小泉・竹中さんのブレーンが数多く集まっている維新の会さんと違った理念を提示することができる、差別化を図ることができると考えております。ちなみに、私は、民主党は政権交代の時に掲げていた理念や目指すべき社会の方向性が間違っていたのではなく、その理念や理想を実現するためのプロセスに誤りがあり、いろいろなご批判をいただいていると考えております。理想や理念を実現するプロセスについては、私たちも成長していかなければなりませんが、私は、掲げるべき理念や理想を捨ててしまってはならないと考えています。


私は、繰り返し申し上げますが、民主党が目指すべき社会の方向性や理念を決める代表選挙にしなければならないと思っています。そして、私は、詳細はブログ記事「協同・共生の社会を創ろう」に書いた通りですが、政権交代の理念、原点に民主党の軸足を戻すことができる人。新自由主義や市場原理主義の立場には立たず、政治や行政は格差是正や市場競争の結果生まれるひずみ、諸問題を解決すべき、適切に市場に関与すべきという立場に立ち、そちらに民主党の軸足を戻してくださる方に代表になっていただきたいと考えております。しかしその一方で、自分と異なる立場・考えの人達、たとえば野田グループの人たちや前原グループの人たちも、同じ党の仲間であります。今までのいろいろな経緯の中で、今の民主党が構成され、存在しています。私たちからすれば、政権交代の理念こそ民主党政権の原点であり、また、結党以来の考え方であると考えております。しかし、野田グループや前原グループの人たちも、自分たちこそ、本流であると思っていらっしゃいます。たしかに、一時期、都市型政党として新自由主義的な政策に党が向かった時期もあったと思います。それらを全否定してしまってはいけないと思います。共通する部分があるからこそ、同じ党に所属しているのであり、共通点を見ず、相違点ばかりを見て、純化することだけは避けなければならないと思うのです。そして、その定めた理念については、未来永劫、不変というものではないと思っています。ドイツの社会民主党でさえ、綱領を変え、時代の要請に合わせて変化しています。まったく変化しないという方がおかしいのです。今回定まる軸足も、民主的な手続きに従って、党内合意をえられるのであれば、将来、変わることもあると考えています。


最後に蛇足的なことを書きます。よく、このようなブログや意見を書くと、「一期生の議員が社長に向かって文句をつけるみたいで生意気だ」という人がいます。また、両院議員総会は、混乱していて、社員総会のように整然としていないといわれます。
私は、そもそも、一期生議員を新入社員に例えたり、両院議員総会を社員総会に例えることが間違っていると思います。政治は商売ではありません。そのような要素がゼロとは言いませんが、まったく同じであるかのように考えることは明らかに間違いです。
敢えて例えるのであれば、株主に近いと思うのです(もちろん、例えること自体がおかしいのです。敢えて例えれば、ということです)。また両院議員総会は、株主総会に近いと思うのです。株主総会は、企業に問題あると揉めます。もちろん、両院議員総会も株主総会も揉めないことが一番よいのですが…。

会社の社長は、取締役会で決定され、その取締役会には、株主の意向が強く働きます。社長は社員集会によって決まっているわけではありません。しかし、現在の民主党の代表(野田さん)は、両院議員総会によって選ばれています(今度の代表選では、党員・サポーター投票もあります)。だからこそ、それぞれの議員は選出に責任があります。どちらかといえば、一人一票ですので、株式比率で投票数が決まる株主とは一緒ではありませんが、社員よりも株主により近いと思うのです。

また、党の支部長としてはともかく、少なくとも両院議員総会で代表を決めているわけですから(党の総支部長には投票権はないのが今の規約です)、構成員は国会議員になるわけです。国会議員は、民主党代表の面接で選ばれているわけでもなければ、代表から給料をいただいているわけでもありません。公職選挙によって選ばれているわけです。ですから、その構成は、株式会社の社員と異なるわけです。また、年齢や期がどんなに異なっても、それぞれ選挙区を代表しているわけですから、平等だという意識も持っていなければならないと思うのです。もちろん、長幼の序や、先輩議員に対する敬意というものは持たなければならないと思いますが、だからと言って意見も言ってはならない、ということは逆に責任放棄であり、思考停止であると思います。  

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民主党代表選について 3 -党内の空気と鹿野グループでの議論

なかには、4人目の総理なんてみっともない、とか、野田さんを支える姿勢がない、という意見もあります。
たしかに、代表選は大事だが、代表が見事に党をまとめてきた、というならば、無投票ということもあると思います。
しかし、残念ながら、野田さんには、全党的な信頼がなく、
そして、それだけの意見が出るような党運営を行ってきたということです。

一年生議員のなかでは、以下のよう噂が「真実」として、まことしやかに出回っています。
「野田代表やその一派は、政権交代のマニフェストの理念に沿った政治を実現したいと考えている一期生議員が邪魔でしょうがない。総選挙を行って、一人でも多くの一期生議員や社会民主主義的な考えを持つ議員を落選させ、知名度のある中堅議員だけが生き残って、自民党と連立し、やがては合流しようと考えている。だから、選挙で負けていいと考えているんだ。ゆえに、選挙の実務的な準備は全く進んでいない。仲間に対する、党に対する裏切り行為だ」
まさか、そこまではと思いますが、そのように疑われてもやむないような、野田官邸、並びに野田グループメンバーによる発言が相次いでいることは事実です(読売新聞に掲載された「党内融和は必要ない」という近藤議員の記事など)

ある国会議員が、調べた統計があります。それは、国会議員が野田代表の政策に対して異議を唱えたかどうか(反対署名を行う、決議に欠席するなど)、を調べ、比較的客観的なデータに基づいて代表選の投票行動を予測したものです。その結果、野田支持100程度、反野田140程度、態度未決定100程度、ということでした。これまで新聞等が、野田再選は堅い、などと言ってきましたが、それは態度未決定をそのまま野田支持と考えたからと思います。

鹿野グル―プでは、数度の意見交換がありました。1回目は、少人数で鹿野会長と数人の会合、2回目は定例の火曜日の昼の会合です。
少人数の会合は、私が出席した時は6人でしたが、そのうちの5人が代表選を行うべきであり、野田さんを支持できない、というものでした。そして、昼の定例会合では、20名ほどの議員が出席しましたが、全員が、代表選を行うべきであり、野田さんは交代すべきであるとの意見でした。

鹿野会長も、70名以上の仲間を失うという党運営を行ったこと(野田さんがすべて悪いわけではないが、結果責任がある)等から、代表交代を望む声があがるのは、やむをえないという考えでした。そして、代表選を行う際には、細かい政策よりも、目指すべき社会の理念、どのような社会を創っていくのかというビジョンを以て、議論すべきである、党内の意思決定過程・マネジメントを正常化させるべきとのお考えでした。
  

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民主党代表選について―1 代表選をすべきか、すべきでないか?

みなさん、こんにちは。

本日は、午後から本会議があるので、今、街頭活動を終え、事務所にもどってきたところです。
電車までの時間に、今月で任期の切れる民主党代表選について、
記事を書きたいと思います。

民主党代表選については、私も大変尊敬している、
そして、民主党結党以来(旧民主党結党以来)、民主党の理念的な面で大変アドバイスいただいてきた
「国民の生活が第一」というキャッチフレーズの考案にも携わった
山口二郎先生が、週刊東洋経済に次のようなことを書かれていらっしゃいます。

「民主党の課題について考えておきたい。離党者が相次ぐ民主党はもうおしまいという自嘲の声も聴かれる確かに小選挙区制という外枠をはめて非自民の政治家を束ねるというモデルは破たんした。しかし幸い、9月には3年間の政権での経験を総括するというタイミングで代表選挙が行われる。結果はともかく、この際、民主党は何であるべきか、最後の論戦をすべきである。

選挙後も自民党との大連立を志向するという路線があるが、これは政権交代の意義を否定する愚論である。野党となった自民党は、コアの保守層を引き留めるために右傾化し、・・・中略・・・民主党は、本来、中間からリベラルな意識の市民を代表する存在だったはずである。政権交代の当初に打ち出した生活支援の政策、社会的包摂の推進、東アジアの平和と互恵などの理念は、今こそ必要とされている。

野田首相をはじめとする新保守主義者が転換した路線について、徹底的に総括し、政権運営の失敗を踏まえて、国民に何を訴えるべきか考えるためには、代表選挙を最大限活用すべきである。もちろん、総選挙に勝とうなどという幻想は誰も持っていないであろう。健全な政党政治には、一度の敗北ではめげない強靭な野党が不可欠である。…略…」

リベラルの定義など、いろいろと個人によってとらえ方の違いがあるかもしれませんが、民主党代表選に際して、私は、山口先生とほぼ同様の認識を持っております。

代表選をすべきか、すべきでないかといえば、仮に野田さんが再選されるとしても、代表選は行うべきであります。
そして、今度の代表選は、選挙に勝てそうとか、人気がありそうとか、そういうことで選んでは、投票してはいけないのだと思っています。
民主党はどのような社会を目指していくのか、どのような理念を掲げていくのか、を論争する代表選でなければなりません。
今まで、分裂を恐れて、こういうことを十分に議論してこなかったと思うのです。

今回は、十分に議論すること、そして、結果が決まったならば、決まった側に軸足が置かれることを全党的に認めること、
また、勝った側も、勝てばこそ、負けた側の理念や考えも包摂する姿勢を常に持っていくことが必要であると思います。
(党運営のあり方も今回の代表選の一つのテーマだと思います)

これほど、いろいろと意見が百出しているのに、代表選すらできない、ということになれば、
簡単に15人~20人くらいの人たちは、その活力のなさ、議論をすることすら許さないという空気に、
離党してしまい、
いずれにしても、政権は崩壊してしまうと思うのです。

正当な手続きに従った選挙、議論は必要です。
  

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9月1日の記事


(羽田国土交通大臣に、渡部市長、加藤議長ともども要望)

本日は、新東名磐田豊岡スマートインター設置の要望に磐田市長さん、磐田市議会議長さん、市の職員さんともども、羽田大臣はじめ、国土交通省等を訪問し、要望して参りました。豊岡は内陸部の工業団地が既にあり、今、その拡大造成にも取り組んでおります。津波危険区域からの工場の移転地としても期待されており、スマートインターは豊岡工業団地の価値を高めるうえで、重要な要素になると思います。また、磐田市18万市民の新東名へのアクセスを高めることにもなると思われます。
帰りの新幹線で川勝知事にも偶然お会いしたので、以前にも豊岡スマートインターのことをお話おりましたが、改めて要望いたしました。
認可が発表されるのは来年3月か4月となる見込みです。昨年の森町スマートインターの時もそうですが、年に1回の認可発表となります。
無事に認可がおりてほしいと思います。
  

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協同・共生の社会を築こう



 みなさん、こんにちは。
 私は、「協同・共生」の社会を築いていきたいと考えています。「協同・共生の社会」とは、自立した個人が助け合い連帯する社会、自分と異なる考えを持つ他者と共存できる社会であり、「きずな」を感じられる社会であります。また、共生という言葉の中には、私たち人間は自然の中で生き、自然の中で生かされているということを自覚し、人とともに自然に感謝しつつ生きていく社会のことであります。
今、日本は「自分さえよければよい」という行き過ぎた個人主義、「会社は株主のためだけのものだ」「お金でなんでも解決できる」という考え方が広まってしまいました。この背景には、個人の欲望をどこまでも追求することを認める、競争や市場を過度に重視する新自由主義・市場原理主義の考え方があります。このような考え方が広まった結果、家族、地域、国のきずなが薄れ、人間関係の希薄な「無縁社会」になってしまいました。せめて経済が発展し、日本全体が豊かになればよかったのですが、このような強欲な経済の行きついた先は、リーマンショックから現在の欧州金融危機に至る経済不況であり、先進国における格差社会、世界的な貧困の拡大でした。まさに二宮尊徳の説く「道徳なき経済は犯罪」の言葉どおりだったのです。今、世界中で、新自由主義や市場原理主義に対する反省が求められ、時代は大きく転換しつつあります。

 私たちは、一人で生きているのではなく、社会の中で生き、社会の中で生かされている存在であります。家族・親族のきずな、地域のきずな、国のきずなを感じられ、大事にしていく社会を目指さなければなりません。連帯と友愛、協同・共生の社会を目指して、「無縁社会」になりつつある日本を変えていかなければなりません。そして、経済においても、競争を野放しにして政府の関与を少なくするのではなく、私達は、私達の理性を信じ、政府は市場に対して適切な関与を行っていくべきであります。とりわけ、競争の結果どうしても生まれてしまう問題を解決するため、セーフティネットをしっかりと整備し、格差を是正し、社会が破壊されてしまわないように経済と社会の調整を行うのが国や行政の役割であり、政治の責任であり、制度を通じた「国のきずな」であります。
なぜ、セーフティネットが必要なのか。私たちは生きていくうえで、様々なリスク病気、事故、ケガ、失業、老後の生活、親族の介護、子育て、災害…等々を抱えています。これらのリスクを個人がまかなうのがアメリカ型の新自由主義の考え方です。アメリカには医療保険すらありません。しかし、「生きていくリスク」が現実のものとなったとき、セーフティネットがなければ、よほどの資産や所得のある一握りの人でないかぎり、生活は破壊されてしまうでしょう。ですから、ヨーロッパや日本では、「生きていくうえでのリスク」を一定程度、社会で分かち合う制度や仕組みを構築してきました。それがまさに年金や医療保険など、様々な社会保障制度なのです。災害の多い日本では、とりわけ耐震工事や堤防構築、避難施設の整備など、公的な対策を通じて、災害リスクの分散が必要です。地震や津波に対して、個人が対応しなければならなくなったら、日本で住むことができる地域は本当に限られてしまいます。
 
 また、生きていくうえでのリスクに対して、自己責任の自助と政府の支援である公助に加え、これからは、市民の協同、すなわち、市民の助け合い組織への自発的参加による共助の充実が求められてきます。市民個人のNPOや協同組合、非営利団体への参加を通じて、助け合いの連帯経済が発展すること、市民社会が充実することが求められているのです。この点については、民主党は「新しい公共」と呼んで、政権交代以来、取り組んでまいりました。「自分さえ良ければいい」というのではなく、他者に思いを馳せることができる友愛の精神に基づいた共助の充実は民主党の原点です。市場に任せて多くの人が救われない「自助」だけではなく、また時として効率性に欠けてしまう「公助」だけでもなく、21世紀は、非営利である一方で効率性と採算性を求められる「共助」の充実が求められているのです。
 
 「農林中金に勤めていたころと変わらないね」と言われることが一番嬉しく思います。私は、2009年の政権交代選挙の前から、社会や政治に対して主張してきたことに変わりはありません。これからも変わらずに取り組んでいきます。
  

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プロフィール
小山展弘
小山展弘

<主要経歴>


1975年12月26日 掛川市(旧大須賀町)生まれ,
磐田育ち(43歳)



大須賀町立横須賀幼稚園卒園,

磐田市立磐田西小学校卒業,

磐田市立磐田第一中学校卒業,

静岡県立磐田南高等学校卒業,

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業,

早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了,

農林中央金庫勤務,

日本公共政策学会入会

平成19年6月より民主党静岡県第3区総支部長,

一般社団法人 磐田青年会議所会員


平成21年8月より平成24年11月まで衆議院議員


平成26年12月より衆議院議員(2期)
平成29年10月第48回衆院選にて惜敗


<社会ビジョン,取組テーマ>


「協同・連帯」「共生・安心」社会の実現
・生きていくうえでの不安や、リスクを社会で分かち合う、「安心」して暮らせる社会の実現
・安心社会を築くために、自立心を持った個人の助け合いによる協同、個人と組織、組織と組織の助け合いによる連帯、セーフティネットを維持構築する社会の実現。
・自分とは異なる立場の人とも共存できる、共生社会の実現、
・どんな地域・立場であろうとも、日本に住んでいてよかった、と感じられるような格差の是正、ナショナルミニマムの維持・構築
・公正・公平な政治の実現(選挙の有無にかかわらず、必要性を以って予算・事業を判断する、当たり前のことを当たり前に行う政治)
・「額に汗して働く勤労者が報われる、公正で安心を保障できる社会」の実現,

・安心して子育てのできる社会構築、地方分権の推進,農林水産業の振興等。



<プライベート>


特技;水泳,弓道(弐段),

資格;銀行業務検定(財務,法務,税務),コンプライアンスオフィサー等。



<尊敬する人物>


徳川家康,二宮尊徳、石橋湛山,石田博英

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