本日は、磐田市豊岡敷地の永安寺において、「遠州大念仏踊り 蝉しぐれの盆」が開催されました。
私も見学に行って参りました。
遠州大念仏は、徳川家康が武田軍の死者を弔うために始まったと言われています。
三方原の戦いに敗れた徳川家康が、浜松城に逃げ帰るのですが、
浜松城を死守するために、大久保忠世が、犀ヶ崖に布の橋をかけ、そこに武田軍を誘い込み、
浜松城が炎上しているように見せかけ、功を焦らせて、武田勢を崖におびき寄せたとも、
鉄砲で奇襲し、崖に追い詰めたとも言われていますが、
いずれにしても、武田軍に反撃しました。
武田軍は、犀ヶ崖に落ち、痛手を受けたようです。
後年、武田軍の怨霊が出て、また、イナゴの発生が武田軍の祟りと言われ、
それを聴いた徳川家康が、武田軍の霊を、大念仏によって鎮めました。
この大念仏が、遠州大念仏の起源です。
遠州大念仏は、まさに、静岡県西部エリアの誇る無形文化財であると思います。
大念仏の鐘の音を聞くと、お盆が来たのだなあとしみじみとした気分になります。
今日は、すばらしい踊りと太鼓、鐘の音に、心が澄みわたりました。
主催者の方、お疲れ様でした。
この無形文化財がいつまでも受け継がれることを心より願っています。
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昨年、33年ぶりに、資料館の場所を訪ねました。
33年前には、幼稚園があり、通っていました。
幼心に「何でお経を唱えたり、お地蔵さんがあるのだろう」と思っていました。
大人になり、武田の里である山梨に知り合いが出来、その方は、武田家の家来の末裔の方であり・・・。
考えれば、不思議な事だと思います。
時代を感じました。
犀ヶ崖資料館は、昔、幼稚園が有った事も、忘れられてきています。
自分でも時代を感じています。