日本労働者協同組合連合会第41回定期全国総会に、協同組合振興研究議員連盟事務局・前衆議院議員として、WEBにて来賓あいさつをさせていただきました。労働者協同組合法も6月12日に全党派の代表者が提出者となって、法案提出にこぎつけました。
新型コロナウイルス禍による外出自粛や経済の停滞は、消費不振や経済不況を引き起こしつつあります。また、今後、WEB会議や在宅勤務が増え、企業や組織は移動費、移動時間のコストの削減を図り、多くの人の働き方に影響を与えると考えられます。
一方で、結果として、不要不急の外出や出張を減らすことで、家族とゆっくり過ごす時間を得たこと、焦らず、急がず、今という瞬間を味わい、大切に過ごすことを見つめ直すきっかけとなったとお話になるかたもいます。私達が「人間らしい生活を取り戻す」「人間性を回復する」ことを考える契機になるかもしれません。
資本や経済に振り回されるのではなく、成長しつつ、人間性の回復を図り、幸福を感じられる働き方が求められていると感じます。多様な生き方や働き方がありますが、労働者協同組合の働き方、生き方は、現代の働き方の一つとして、時代が求めているようにも思います。「新しい時代を切り拓く」との気概を持ち、一刻も早い法制化を実現し、期待に応えたいと思います。
労働者協同組合法の制定の後には、協同組合基本法や協同組合憲章の制定に取り組んでいきたいと思います。