民主党再生に向けて

小山展弘

2013年03月13日 15:07




〇民主党大会の開催
二月二十四日、民主党大会が開催されました。党大会においては、民主党新綱領が採択されたほか、第四十六回衆議院総選挙の第一次総括、二十四年度活動方針等が審議されました。私も、現職・落選を含め、久しぶりに多くの仲間にお会いすることが出来、再生に向けてそれぞれの立場、持ち場で全力を尽くすことを誓い合いました。

〇新「民主党綱領」の採択と2013年活動方針
 民主党の新綱領(今までも綱領というべき「基本理念」がありましたが、この度、「綱領」という名称を使用したと伺っています)においては、「生活者」「納税者」「「働く者」の立場に立つこと、目指すべき社会として「個人が尊重され、多様性を認めつつ、すべての人に居場所と出番のある」共生社会をつくることが謳われました。また、共生社会の内容として、鳩山内閣が初めて取り組んだ「新しい公共」の拡充や、弱い立場の人々と共に歩むことが明記されました。また、2013年度の活動方針では、自民党政権による利益誘導政治、将来世代への負担の先送り、新自由主義政策の復活を許さず、既得権益の打破、格差是正を適切に行う、助け合いの社会を築くことが打ち出されました。新綱領や2013年活動方針は、2009年マニフェストや政権運営の理念を引き継ぎ、今後に向けて発展させていく内容であると考えております。そして、これらの理念にこそ、民主党の存在意義があり、将来、「日本に、民主党の理念や政策は必要」と多くの国民の皆様からご期待とご支持を賜る日が、必ず、来るものと考えております。

〇海江田代表を支えぬく
 二〇一二年十二月二十五日の民主党両院議員総会にて海江田万里衆議院議員が新民主党代表に選出されました。海江田議員には、財務金融委員会をはじめ、私は個人的な面でも、ご指導を賜ってまいりました(私が出演する、三月二十一日放映予定の朝日テレビ系列「ピエール瀧のしょんないTⅤ」にも、私からお願いしたところ、ご快諾いただき、ご出演いただきました)。私は現職のころから、海江田議員と党内運営等について意見交換させていただいてまいりました。温厚篤実なお人柄に加え、何といっても「党内の議論や意見を尊重し、独断専行を行わない。対立と憎悪、純化を煽るのではなく、党内融和・党内議論こそ大事」ということを固く決意された方であると思います。派手さは無い方かもしれません。しかし、人を温かく包み込むようなオーラを持つ海江田代表の下で、党内がまとまり、それぞれの信念を持った議員や党員・党友が生かされる民主党に生まれ変わることを心より期待しています。外に対して「共生社会をつくる」と言う以上は、党内も、愚かな純化ではなく、多様性や意見の違いを認めつつ協調・共存する「共生」の党運営に変わらなければなりません。
私も本当に微力になってしまいましたが、全力で海江田代表をお支えし、民主党の再生に力を尽くして参りたいと考えております。